プレスリリース
2007年9月18日
無線通信向けSPXO(水晶発振器)で高精度を実現
小型・高精度の「SG-211S*C」シリーズを商品化
エプソントヨコム株式会社(社長:宮澤 要)は、この度、無線LAN、WiMAX*1をはじめとする無線通信の高精度基準クロック用途に、2.5×2.0mmサイズのSPXO(水晶発振器)で周波数許容偏差が±15×10-6(-40℃~+85℃)という高精度化を実現した「SG-211S*C」シリーズを商品化いたしました。
サンプル価格は700円で、2007年10月より量産を開始いたします。
無線LAN、WiMAXなどの無線通信用途では、基準発振器として±20×10-6 Max.レベルの周波数許容偏差の要求がありますが、従来のSPXOでは-40~+85℃の広温度範囲で、周波数許容偏差±20×10-6という高精度を実現することは困難でした。
SG-211S*CシリーズはTCXO(温度補償型水晶発振器)の温度補償技術を応用することにより、SPXOにおいて電源変動、負荷変動、エージングを全て加味した条件で周波数許容偏差を±15×10-6とする高精度化を実現いたしました。
今までは、無線通信に必要な±20×10-6の周波数許容偏差を実現するためには、TCXOを用いるか、水晶振動子に複雑な回路設計を組み合わせることが必要でしたが、本製品を用いることにより、回路設計の簡略化、回路評価の時間短縮が可能となり、トータルでの設計の効率化に寄与いたします。
さらに、2.5×2.0mmという小型パッケージサイズに加え、高さ0.8mm Max.の超薄型を実現しているため、各種モジュールや携帯電話などの携帯機器の小型化、薄型化にも貢献いたします。
SG-211S*Cシリーズは、最終製品の仕様に合わせて異なる電源電圧に対応した「SG-211SDC」と「SG-211SCC」の2種類をラインナップしております。
これらの2機種において、±20×10-6の周波数許容偏差と、さらに高精度で設計余裕度を持たせた±15×10-6の2つのタイプをお選びいただけます。
なお、10月2日(火)~6日(土)に幕張メッセにて開催されます『CEATEC JAPAN 2007』展示会場のエプソントヨコムブース(ブースNo.:6E116)にて、当製品を含む水晶デバイスの展示を行います。
| SG-211S*Cシリーズ | ||
| SDC | SCC | |
| 電源電圧 | 2.5V Typ. (2.25V~2.7V) |
3.3VTyp. (2.7V~3.63V) |
| 消費電流(無負荷) | 3.5mA Max. | 4.5mA Max. |
| 外形寸法 | 2.5 × 2.0 × 0.8t mm Max. | |
| 出力周波数範囲 | 4.75~48MHz | |
| 周波数許容偏差 /動作温度範囲 |
T:±15×10-6、H:±20×10-6/ -40℃~+85℃ | |
(*1) WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access):
IEEE802.16委員会で策定されたブロードバンドワイヤレス標準技術を元に業界団体であるWiMAX Forumが上位ネットワーク層の標準化、相互接続のための認証規格化などの推進を行っている技術の総称。日本ではWiMAXは2.5GHz帯を使用する広帯域移動無線アクセスシステムの技術候補となっている。
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