プレスリリース
2008年9月29日
2周波切り替え出力が可能な
近距離無線用送信モジュール「ET-2000CB」を開発
エプソントヨコム株式会社(社長:宮澤 要)は、この度、2周波切り替え出力可能で5.0×3.2mmの小型送信モジュール「ET-2000CB」を開発しました。これにより、微弱無線帯、特定小電力帯を用いた市場において、様々なアプリケーションの開発期間の短縮や機器の小型化に貢献いたします。
2009年度上期の商品化を予定しております。
この度開発した「ET-2000CB」は、弊社オリジナル技術による優れた周波数温度特性を持つ水晶SAW共振子と発振回路、アンプ回路をワンパッケージ化し、微弱無線と特定小電力の両方に対応した汎用性の高い近距離無線用送信モジュールです。
本製品を用いることで、通信機器メーカーにおいて送信機の発振回路とアンプ回路の設計が不要になります。また、周波数調整機能と出力レベル調整機能を内蔵することで、システムに合せた回路調整を実施した後に出荷することが可能であり、通信機器メーカーでのシステム回路調整も不要になり、難易度の高い発振回路を含めたRF回路の設計工数の削減に貢献いたします。
機能においては、2周波の出力が可能となっております。近傍周波数に妨害波が発生した場合、発振周波数を選択的に切り替えることで、妨害波による通信システムの不動作を回避することができます。
これらの機能を高密度実装技術により、5.0×3.2㎜という小型サイズでモジュール化することにより、外部の部品点数の削減が可能となり、送信機の小型化に貢献いたします。(図1)
エプソントヨコムでは、2002年より、弊社オリジナル技術によって二次温度係数が一般的なSAW共振子(STカット)の半分以下という優れた周波数温度特性を実現したSAW共振子を提供してまいりました。今後とも、この技術をベースに、市場のニーズに対応したSAWデバイスを開発してまいります。
なお、9月30日(火)~10月4日(土)に幕張メッセにて開催されます『CEATEC JAPAN 2008』展示会場のエプソントヨコムブース(ブースNo. 6C98)にて、本製品を含む水晶デバイスの展示を行います。
- 1)SAW共振子と発振回路、アンプ回路をワンパッケージ化した送信モジュール
- 2)2つの周波数を選択出力可能
- 3)周波数調整機能、出力レベル調整機能
- 4)出力電力選択モード設定により微弱電波規格・特定小電力規格(ARIB STD-T93準拠)にも対応可能
- 5)5.0×3.2mmという小型サイズ
| 項目 | 仕様 | 備考 |
| 電源電圧 | 2.0 V ~ 3.6 V | |
| 動作周波数 | 300 MHz ~ 450 MHz | |
| 周波数間隔 | 1 MHz ~ 3 MHz | |
| 周波数偏移 | ~ ±40 kHz | |
| 出力電力 Hi Mode Low Mode |
-3 dBm ~ +4 dBm | 50 Ω終端、+25 ℃ |
| -21 dBm ~ -15 dBm | 50 Ω終端、+25 ℃ | |
| 変調方式 | FSK/ASK | |
| 外形寸法 | 5.0 × 3.2× 1.38t mm typ. |
ET-2000CB(左)と、1周波でのSAW発振回路とアンプ回路を基板上に実装した場合の例(右)
ET-2000CBと同じ2周波切り替え機能を基板上に構成するには、SAW発振回路を2セットと、さらに切り替え回路が必要となります。
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