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プレスリリース

2009年6月30日

トップクラスの耐光性を実現
青波長光域対応の波長板「GLシリーズ」を商品化

エプソントヨコム株式会社(社長:宮澤 要)は、ハイパワー・高光密度の青波長光域にも対応可能な耐光性を備えた、光ピックアップ光学系用の高性能波長板(*1)「GLシリーズ」を商品化し、2009年6月より量産を開始いたしました。

ネットワークの大容量化、デジタル映像の高画質化、新世代家庭用ゲーム機の普及に伴い、Blu-ray Discドライブの大容量化、高速化への要望が高まり、LD(Laser Diode)のハイパワー化や光学系の改良が進んでいます。これにより、光学部品においても、より高い耐光性が求められております。

波長板「GLシリーズ」は、ガラス質の接合膜で水晶基板を接合する独自の「GL接合技術(*2)」により、従来技術では実現することが出来なかった、1 W/mm²級の青波長域の光を1,000時間以上照射しても特性変化のない、高耐光性を実現いたしました(図2)。

さらに、このGL接合技術は、接合層の厚みを約100 nmにまで薄型化が可能なため、波長板面内の厚みばらつきが非常に小さくなり、透過波面収差(*3)が飛躍的に低減いたしました(図3)。また、透過率などの光学特性にも優れている製品となっております。

これらの特性により、Blu-ray Discドライブの大容量化、高速化へ貢献するとともに、今後は、このGL接合技術を用いて、例えばプロジェクタ用途等の高耐光性、高信頼性が要求される光学部品のラインナップ展開を図っていく予定です。


※Blu-rayはBlu-ray Disc Associationの登録商標です。
※当社調べ、水晶やガラス基材を貼り合わせて構成される光学デバイスにおいて。

【用語説明】

(*1) 波長板
光の偏光方向(振動方向)を変える光学部品。直線偏光を円偏光に変換(もしくは円偏光を直線偏向に変換)したり、縦方向に振動する光を横方向に変換したりする。光学ディスクドライブの光ピックアップ部分等に使われ、特定の偏光方向のレーザー光を透過させたり反射させたりする機能膜を有する他の光学部品と組み合わせることで、光の通り道をコントロールすることに使われます。

(*2) GL接合技術
水晶基板と水晶基板をガラス質物質で接合させる技術。有機材料・厚膜である接着剤に対し、無機化・100 nmまでの極薄化により、高い耐光性と透過波面収差を低減した光学部品を実現することができます。

(*3) 透過波面収差
光学部品(系)を透過した後の波面の理想波面からのずれ(理想波面が直線の場合、直線からの乱れ)。この収差量は波長単位で表され、板状の光学部品の場合、平行度や表面の粗さ・歪みなどにより生じます。

(図1)本製品の構造例

(図2)本製品の耐光性試験評価結果 新製品「GLシリーズ」と既存の接着剤を使用した波長板に、1 W/mm²級の青波長域光を1,000時間以上照射した場合の外観の変化(1)と透過波面収差の比較(2)。
「GLシリーズ」では、焼損も見られず、波面収差も一定となっております。

    高性能波長板 GLシリーズ 接着剤品
(1) 【外観写真】
サンプルサイズ
3×4 mm
(2) 【収差鳥瞰図】
測定径
Φ2.0 mm

(図3)レーザー干渉計での波面収差の測定例 図は、波面収差の大きさを等高線で表したものです。接着剤品(右)は接合層の厚みばらつきにより、光路長(光学的な厚み、屈折率×距離で表されます。)が面内で不均一になり、波面収差が発生します。
GLシリーズ(左)は、接合層が極薄のため、接合層の厚みばらつきが非常に小さく、波面収差を飛躍的に低減しております。

  高性能波長板 GLシリーズ 接着剤品
【透過波面イメージ】

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製品写真のダウンロード (JPEG 576KB)

本件のお問い合わせについては下記にお願い致します。

<報道関係>
経営推進部 広報グループTEL:042-581-1701
 FAX:042-581-1722
<お客様>
国内営業部TEL:042-587-5315
 FAX:042-587-5564
ホームページ : http://www.epsontoyocom.co.jp/

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